512TR 1994年式 クラッチからキーキーと異音がする

「キーキー」という高音は、硬い金属の表面が擦れるときに出る音です。
まずクラッチカバーのダイヤフラムとベヤリングの間から音が発生していると判断し、分解作業に入ります。分解してみれば一目瞭然。推測どおりダイヤフラムとベヤリングの間に“段付き”が起き、擦れてキーキー音が出ていました。今回はお客様より「長く乗りたい」との希望を伺っておりましたので、フルセットにてクラッチコンプリート、ベヤリング、シール、パイロットベヤリングを交換し、フライホイールの面研を行いました。結果、以前よりも驚くほどペダルが軽くなり、たいへん喜んでいただきました。なお修理費用の総額は、398,500とさせていただきました。
今回は、以前に対策部品へ交換していた経緯がございますのでベヤリングだけで完了をいたしましたが、エンジン番号によっては追加の作業が必要となっていたところです。エンジン番号が36815より前の場合は、ベヤリングホルダーの(テフロン)交換も必要となり、より高価なものになってしまいます。エンジン番号はエアークリーナーの下でフライホイールカバーのエンジン側に打刻してございます。ぜひ一度ご確認を。




